若年性アルツハイマー型認知症とは?/ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」から考える。。
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今回ドラマ「大恋愛~僕を忘れる君と」(TBS 2018.10.12スタート)、戸田恵梨香、ムロツヨシの切なすぎる恋愛ドラマが見ごたえあり注目しています。
こんにちは。精神科ナースここあんです(*^^*)
なかなか「これいいドラマだなー」と思うものが最近は少なくなってきている気がしますが、久しぶりに興味の持てるドラマに出会ったなと感じています。
これまでのあらすじ
戸田恵梨香演じる尚(医師)は小説『砂にまみれたアンジェリカ』を暗記するほどお気に入り。アルツハイマーの権威である医師の侑市(松岡昌宏)とお見合いにより結婚が決まっていたが、ひょんなことから間宮真司(ムロツヨシ)と出会います。何故か尚は引越し業者である真司に心惹かれていきます。そしてあの小説を書いた間宮真司と知った尚は更に運命を感じてますます好きになり、侑市と婚約解消してしまいます。古い真司のアパートに尚は押しかけ同居して愛を深め合っていきますが…尚のたびたびの物忘れ、記憶力の低下…そして精神科での診察の結果『若年性アルツハイマーの前段階、軽度認知症(MCI)』と診断されます。奇しくも元婚約者であるアルツハイマーの権威の侑市に主治医になってもらい、治療を進めていきますが…進行する物忘れ…
病気との闘い、そして真司との大恋愛の行方は?
と、ここまでが現段階のあらすじ(第4話まで)ですが…
ドラマの感想として
話の筋としてはう~ん、こんな出会いってあるのかなぁ?とも思いましたが…この二人の演技がとてもリアリティがあって引きつけてくれてます。
そして真司の「好きになっちゃったらどんな尚(なお)ちゃんだって好きなんだから」というセリフ素敵だなと思いました。
もう一つ、引越し業者の同僚役サンドウィッチマンの富沢さんがいい味を出していてムロツヨシとの会話がなんとも軽妙で面白さを引き出しています。
そんな見どころ満載のドラマだと思います。
ところで
若年性の認知症とは?
認知症は、一般的には高齢者に多い病気ですが、65歳未満で発症した場合、「若年性認知症」と診断されます。
認知症を起こす原因はさまざまですが、多くの場合は脳の病気であり進行性であるとされています。
血管性認知症が最も多く、アルツハイマー病が多い高齢者認知症とは異なっています。
近年注目されている前頭側頭型認知症は若年者に多く、若年性認知症は頭部外傷、感染症、脳腫瘍、変性疾患など様々な原因があるようです。
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若年性認知症の発症割合、特徴
血管性認知症(約39%)
脳卒中(脳梗塞や脳出血)などに引き続いて起こる
アルツハイマー病(約25%)
脳の神経細胞が徐々に減って、正常に働かなくなる病気
前頭側頭型認知症(約3.7%)
脳の前方部分(前頭葉や側頭葉)が縮むことにより起こる
レビー小体型認知症(約3%)
脳の中に、「レビー小体」というものができ、ふるえや、ゆっくりした動作などパーキンソン病のような症状がある
どんな症状がでるの?
〇新しい記憶から薄れていく
〇時間や場所がわからなくなる
〇判断力、理解力、思考力などが低下
行動・心理症状として
〇徘徊
〇妄想
〇幻覚
〇不安、焦燥、抑うつ症状
認知症は治療・予防できる?
症状が軽い段階のうちに認知症であることに気づき、適切な治療を受けることで、認知症の進行を遅らせることが可能とされています。
適切な食事をとる、定期的な運動習慣を身につけるなど、普段からの生活習慣の改善が認知症の予防につながっていきます。
今後は?
まだまだ完全に解明されていない認知症です。いずれは解明されて治療可能な時代は来ると考えています。
若ければ若いほど本人も周囲も辛くなります。おかしいなと感じたら、または周囲の方も感じたら伝えてあげること。
早めに治療を受けることで進行を緩やかに抑えられる可能性が高くなります。
◎そしてドラマの『大恋愛』の尚と真司、くっついたり離れたりしていますが、どうなっていくのか注目していきたいです。
幸せな結末であってほしいです…💛
追記 2018.12.14 最終回になってしまいました。なかなか見ごたえのある二人の演技でしたね。また二人の子ども役の男の子もかわいいだけでなく演技も光っていましたね。結末は残念でしたが、素敵な大恋愛でした。認知症は近い将来研究が進み、治療法が確立されるものと信じています。
参考HP:若年性認知症コールセンター 他HP
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