恵方巻の大量廃棄に心痛む/「もったいない」という気持ちを忘れないで…

スポンサーリンク

毎年恵方巻売れ残りの大量廃棄が行われいることに対して農水省から通知があったようです。

こんにちは。精神科ナースのここあんです。

今回は食べ物の廃棄について考えたいと思います。

農水省の大量廃棄に関する通知とは

2月の節分に食べる恵方巻の商戦が活発になる前に需要に見合った販売をするようコンビニやスーパーの業界団体に文書で要請したとのことです。

その内容とは…(地方新聞より抜粋)

売れ残った恵方巻が大量に捨てられることが問題となっているため。恵方巻の廃棄での要請は初めてという。恵方巻は刺身などを使っているので「日持ちせず売れ残る恐れがある」と指摘。「貴重な食糧資源を有効利用してほしい」と話した。恵方巻は年ごとに決まった方角の恵方を向いて食べると縁起が良いとされる太巻きで近年人気が広がった。一方、過剰生産により売れ残った商品が大量に廃棄されていることがSNSなどで問題視されていた。農水省の要請を受け、各団体は周知を急いだ。日本スーパーマーケット協会の担当者は「企業に担当部署への通知をお願いした。予約販売による完売の努力は従前から行っている」と話した。業界団体の関係者は「食品ロスを減らすには客に品切れを理解してもらう必要があり、政府にはその点もしっかりアピールしてほしい」と注文した。

image

大量廃棄について思う

恵方巻は近年よりブームとなり、CMも活発化して広がってきました。

十数年前は恵方巻に対して「何それ?ただの太巻きじゃないの?」的な感じで見ていたのですが、何やらその年の恵方と言われる方角を向いて無言で食べきるとその年は縁起が良いとか。ちなみに2019年は東北東だそうです。

最初に聞いたときは、「それって危険行為じゃないの?下手すれば窒息しちゃうよ。」と思いました。

その頃は、恵方巻としてはまだお店に売っていはいませんでした。太巻きはありましたが…。

うちも縁起がいいのならと太巻き作って子供たちに食べさせようとしましたが、太巻きの1本のままでは危険なので切って食べさせました。

切ったら何の意味もないですけど、命に代えられないので…(^^;

何年かするとコンビニで恵方巻の宣伝が始まり、その風習が日本にも広がっていきましたね。

CM効果ってすごいです。うちで作るのが当たり前だった太巻きがコンビニでお手軽に買えるなんて…と思いましたよ。

しかし、その裏でまさか売れ残った恵方巻が大量に廃棄されていたなんて知りませんでした。

何てもったいないことを…。

この世には満足に食事も摂れない人たちが沢山いるのに、まだ食べられるものが手も付けられず廃棄されているとは…

安くするなり、どこかに寄付するなり、廃棄しなくてよい手立てがあるのではないでしょうか。

でもそれは売り上げ低下に繋がるので、企業側的にはNGなのでしょう。

お弁当の大量廃棄も問題です。

うちの息子が高校生の頃コンビニでバイトしていたことがあり、余ったお弁当をよく持ってきてくれました。

しかし、それが途中でなくなったので「どうして?」と聞くと「店長が余っても全部捨てろ。持って帰るな」と言ったとか。

スポンサーリンク

「えー、捨てられてしまうとは。まだ食べられるのに…うちの家計も助かるのに…」とかなり残念な思いと廃棄されるお弁当たちがかわいそうでなりませんでした。

賞味期限過ぎてもぜんぜん食べられるし、味は確かに落ちるけどお腹壊すことはありませんでしたよ。

何よりも世界では飢餓で亡くなっている人が沢山いるというのに日本という国は…戦争も経験し食料不足で苦労している国なのに、今は大量に余るくらいに製造して、余れば捨てる。寄付したら、安くしたら、正規の品が売れないとかそんなことを考える国になってしまったとは情けないと思います。

 

 

もったいない(MOTTAINAI)の精神

ノーベル平和賞を授与されたケニアの女性が「もったいない(MOTTAINAI)」という言葉がある日本を誉めてくれましたね。

他の国にその言葉がないということもその時に知りました。

「もったいない」精神は日本の宝です。そして世界の共通語として普及しているようです。

今回の農水省の通知は評価出来ます。しかし、通知だけでなくもっと踏み込んだ政策も必要です。

私は食べ物を粗末にすることが嫌いで給食も出された食事も極力残さずに食べていました。

外食時は食べられる分を注文していますが、残してしまったらお持ち帰りして食べるようにすることを心がけています。

今も患者さんが残す食事を見て違和感を覚えます。「調理師さんが一生懸命作ってくれた食事、ちゃんと食べようね」と言いますが、「まずい」「味が薄い」で終わってしまいます。残念過ぎます💦

 

皆さまへお願い!

恵方巻も必要な分だけ作って売る形にしてほしいものです。

お客様も陳列棚になくても「あら恵方巻ないじゃないの!!」と怒らず、なければ他のもので代用する自分で作ってみる予約をしておく、など工夫する気持ち、我慢する気持ち、他の方法を考える気持ちを持ちたいものですね。

 

2月3日は節分の日、訪れてくれた皆さんにも福が訪れますように!!

 

また「ここあんの部屋」に訪れていただけたら嬉しいです(^_-)-☆

★この記事に興味を持っていただけたらクリックお願いします!

人気ブログランキング


にほんブログ村

無料イラストなら【イラストAC】

無料写真素材なら【写真AC】

スポンサーリンク