ナースのお仕事 大切な排せつ

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ナースになって3年目の看護日記より


夜勤での出来事です。


ガチャーンって大きな音が聞えた。

「どうしたんだろう」

看護師は常に音に敏感でなくてはならない。

患者さんに何か危険があったかもしれないからだ。

心の中では「何事もありませんように」と願っているけど…(・_・;)

 

音の先を捜してみる。

 

おばあちゃん患者の高木さんが

ベッド柵はずして床に落とした音だった。

 

自分でオムツ外していてお尻があらわになっていた。

転落防止帯が付いてるので四苦八苦して起き上がれないでいる。

 


「ごめんね。トイレ行きたくて。こんなことして怒られちゃうね」

と申し訳けなさそうな表情の高木さん。

「オムツの中におしっこしてもいいですよ」

と言ったけど理解できないらしい。

 

人としてトイレでしたいと思うのは当然のこと!

夜勤帯であってもそんな気持ちを無視できない。

ではではちょっと重たいおばあちゃんをよいしょと起こして

ポータブルトイレに座らせる。

 

ジャーと排尿のいい音がしている。

おむつの中にするはずだったおしっこがトイレでさせられたというナース特有の満足感…

 


看護師は毎日排泄の世話に明け暮れる

排せつは生理的現象でもっとも大切な作業である。

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トイレで排尿できて満足顔の高木さん。

 

そんな高木さんは以前は看護師だったとか。

看護師の大変さがわかるから私たちの手をわずらわせないように

自分で頑張ろうとしたんだね。

本当にけなげ。

 

看護師だった頃はきっと沢山の患者さんの排せつに

携わってきたであろう高木さん。

今は遠慮しなくてもいいよ。

ぜんぜん私は大変と思っていないから。


 

ナースのお仕事は「きつい、汚い、危険」3Kと言われているけど…

 

でも私は排せつに対して汚いと思わない。

生きているもの皆大切なことだから。

 

しかし看護師の中には汚いと嫌がる人もいる。関りを避けてる人もいる。

だったら看護師になるなよ!と言いたくなる。


 

あなただって私だっていつかは誰かのお世話になるんです。

嫌がらずに介助しましょ。


どんな時もナースのお仕事頑張るここあんです(*^^*)

 

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