温かい手、温かい心。。／患者さんとのふれあい日記
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ある日の看護日記から 新人の頃
認知症のおばあちゃんの話
たまに何でこの人精神科に
入院しているのかなーって
思う人がいます。
認知症とか言ってるけど
けっこう言ってること
普通にわかってるし…
89才のおばあちゃんが
入院してきて、わたし達の
チームが担当。
転倒や転落防止のために
抑制腹囲ベルトを付けています。
「お願い。動かないからこれ外して…」
と懇願するんだけど、おばあちゃん
すり抜けちゃって危険だし…
でも、日中は外してあげたくて
「まめに確認しに行きますから」
と師長にお願いして
許可が出て抑制ベルト外すことが
できた(^^)v
冷たいそのおばあちゃんの足を
さすっていたら
「あったかい…」
と言ったので
「私の手が温かいですか？」
と聞いたら
「こころが…」
と言ってくれてびっくり。
おばあちゃんの心だって
温かいよ。
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たまに忘れてしまうこともあるけど
魂は温かいまま…優しさも残っている。
家族にも大切にされてきたおばあちゃん
その後無事に退院していったけど
どうしているかな。
かわいかったな。
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